三重県熊野市にある隠れ家リゾート、熊野倶楽部に宿泊して来ました。未就学児の子連れでの宿泊でしたので、その観点からもレビューしてみます。(※2023年5月時点)
いわゆる大都市圏からは割とアクセスに手間のかかるこの地域ですが、いくつもの世界遺産を抱える人気観光地です。我が家はJR特急「南紀」で熊野市駅下車、駅からは宿の送迎サービスを利用させて頂きました。運転手さんの計らいで宿に向かう途中、世界遺産の「獅子岩」前に停車して下さり、記念撮影。心優しいサービスですね。
熊野倶楽部は全40室のオールスイートで、食事はオールインクルーシブ。今回は客室露天風呂付の和洋室「新月庵」に宿泊。広大な敷地なのでチェックインの建物から食事処、大浴場、宿泊棟の移動はかなり歩きます。と言っても敷地内の送迎バスがありますので我が家はだいぶそちらにお世話になりました。
チェックイン後、まずは食事処「馳走庵」でアフタヌーンティーへ向かいます。目の前に壮大な景色が広がる高台に位置する為、席に着くだけで気持ちの良い場所です。ただ、時折カラスが出没するらしく、屋外で食事される方は注意が必要です。
館内には色とりどりのスイーツに地元で有名な大内山牛乳やジュースなどの豊富な飲み物、アルコールはスパークリングワインとビールが用意されていました。私は当然のように昼から飲んだくれました(笑)子どもたちは普段より濃厚な牛乳に驚いた様子で沢山飲んでいました。また、スイーツだけでなくクリームパスタが用意されており、個人的にはそれがとても美味しかったです。
スイーツに舌鼓を打ったら客室へ向かいます。坂を上って徒歩5分強でしょうか。真っ直ぐ歩いてくれない子どもを連れていると一苦労です(笑)でもいつもと違う環境を楽しんで走り回っている様子なので良しとします!客室は一軒家のような作りになっており、入ると熊野杉のとても良い香りがしました。天井が高く、ソファにベッド、リビングと、非常に落ち着く空間です。また、温泉ではありませんが、露天風呂もいい感じです。
夕飯までは時間があるので敷地内散策がてら大浴場やラウンジへ行きました。大浴場はタオル類完備で手ぶらで行けます。この日は比較的空いており、内湯、外湯ともに広々と入れました。こちらも温泉は内湯のみなので温泉目当ての方は露天風呂よりも内湯を重視しましょう!
そして面白いのが部屋にある「牛乳札」を持っていくと風呂上がり定番の牛乳と交換出来るサービス(笑)大内山牛乳、りんご牛乳、コーヒー牛乳、さらにはラムネやミニビールまでありました。りんご牛乳、コーヒー牛乳、美味です!
ラウンジには各種飲み物が常駐しており、ソフトドリンク、アルコール飲み放題です。また地元産の干物を炙るコーナーまであり、夜には郷土料理のサンマ寿司やめはり寿司(高菜浅漬けの葉で包んだおにぎり)も用意されます。
夕飯は初日はビュッフェ、翌日は会席料理を楽しみました。ビュッフェはただでさえ充実しておりますが、メインとして伊勢海老のオーブン焼きが提供され、とても豪華です。
大浴場に行くのが恥ずかしくなるくらい沢山頂きました。飲み物はもちろんフリードリンク。昼よりもアルコールが充実しており、ワインや地酒が美味しかったです。子ども達は生搾りオレンジジュースに夢中でした(笑)ちなみに2泊して2日連続でビュッフェにした場合、2日目のメインが肉料理に変わるそうです。
2日目の会席料理はさすがのクオリティで、私、それまでは正直2日連続ビュッフェでも良かったかなと思っておりましたが完全に覆されました。海の幸、山の幸が豊富な三重県ならではの食材がたっぷりと使われており、非常に満足出来る内容でした。こちらも飲み物はフリー。追加の金額を気にしなくて良いのはありがたいですね。
夜は季節に応じた体験イベントも用意されており、この時期はホタル観賞ツアーが実施されていたので参加しました。ガイドはオープン当初から勤められているらしいトークの面白い方でした。子ども達は初めて見るホタルの柔らかい光に目を奪われ、子どもなりに感動している様子でした。また、この日は残念ながら曇り空でしたが、晴れた夜には星空観賞会も実施されるそうです。
さて、続いて朝食ですが、こちらも豪華ビュッフェです。和食洋食の旅館で良くある定番メニューに加え、松阪牛のカレーや地元産の味噌を使った味噌ラーメン、郷土料理のお粥や汁物など、朝から目移り。。そしてなんとスパークリングワインとビールまであります(笑)至れり尽くせりで食の大好きな我が家は大満足でした。
館内スタッフもフレンドリーで優しい方ばかりで非常に気持ちの良い接客をしていました。子ども達にも優しく接して下さり、家族共々楽しませて頂きました。なかなか容易に行ける場所ではありませんが、まさに隠れ家リゾートと呼ぶに相応しいとても良い所でした。また行きます!
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