別府に行ってきました。今回は昔ながらの雰囲気が残り、随所から湯けむりが立ち上る鉄輪温泉。中でも敷地内に能楽堂、茶室、庭園をはじめ、歴史的な有形指定文化財を残す「山荘 神和苑」に宿泊してみました。子連れ(5歳、2歳)での宿泊なのでその辺りの情報もお伝えします。(※2022年9月時点)
趣のある門をくぐり、石畳の坂を上ると、スタッフの方が出迎えて下さいました。中国籍の方でしょうか？子どもたちにもとても丁寧に接して下さいました。まだチェックインの時間には早かったので荷物を預かって頂き、周辺散策に出ることにしました。
別府と言えば「地獄めぐり」でしょうか。地獄と言っても恐ろしい場所ではなく、含有物によって青、赤、白など様々な泉色を呈する温泉や間欠泉など、観光目的の源泉が点在しており、別府観光の目玉の一つになっています。詳細は省きますが、神和苑から徒歩圏内で回れるのは「海、鬼石坊主、かまど、鬼山、白池」の5つで、「血の池、龍巻」は車がないと厳しいです。1箇所400円の入場料がかかりますが、この7箇所は共通券(2000円)が使えますので5箇所以上回る方はこちらの券を公式HPからの割引で購入するのが良いです。近くに山地獄というミニ動物園のある地獄がありますがこちらは共通券対象外ですのでご注意を。
各所に休憩所やお土産屋、足湯や日帰り湯などもあり、ベビールームなども併設されているので子連れでも安心して楽しめます。海地獄の地獄蒸しプリンやかぼすソフトが美味しかったです！
さて、宿に戻りいよいよチェックイン。今回の部屋は宙館の温泉露天風呂付きの和洋室。
新館というだけあってとてもキレイで別府湾や湯けむりを見渡せる眺望も素晴らしかったです。コーヒーセットもありますが、個人的には台湾茶の凍頂烏龍茶が美味しかったです。
そしてお風呂はなんと内風呂と露天風呂が付いています。内と外で泉質も異なり、何度も楽しめました！個人的には乳青色の露天風呂がお気に入り。
施設内には屋内プールもあり、大人用の大きなプールと子ども用の浅いプールがあり、子どもたちもすごく楽しんでいました。9月ということもあってか他にお客様はいなかったので貸し切り状態でした！大浴場と違いプールは15時以降の利用なので1泊だと到着日しか入れませんのでご注意。利用者は誓約書を書かされますが、子どもには浮き輪を、、と書いてあるのに貸し出し用の浮き輪はないので、では入れないのですか？と尋ねたところ、事故防止の観点の記載なので、大人が常に目を離さず一緒にいれば問題ないとの事でした。また、更衣室前には脱水機もありますので水着を濡れたまま部屋に持ち帰らずに済みます。
大浴場も十分な広さで、内湯、半露天、露天と2つの自家源泉を堪能出来ました。温度も微妙に違い、ぬるめの半露天は2歳の子どもも気持ち良さそうに入っていました。普段お風呂だよーというと全力で嫌がるのに、この日は喜んでついてきて、そろそろ出ようか、と言うと嫌がるという分かりやすい我が子でした(笑)
夕飯は子連れということもありカジュアルなコースでお願いしておりましたが、十分な量で美味しかったです。ただ、ローストビーフだけは筋ばっていて残念な仕上がりでした。
そしてもう一風呂浴びて就寝。何も言わずとも子ども用のベッドガードが付けてくれてあり、嬉しい気遣いでした。
翌朝、部屋の風呂と大浴場を楽しんでから朝食へ。7:30からの一番早い時間帯が一番空いていると仰っていた通り、人は少なかったです。
最後にもう一風呂浴びてチェックアウトです。次の移動まで荷物を預かって頂き、周辺散策してから出発しました。
総じてハード面ソフト面ともに素晴らしく非日常な空間で、源泉かけ流しの自慢の温泉を楽しめました。次回は料理のグレードを上げたり、離れや特別室なども宿泊してみたいと思いました。
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